富良野のお土産のオススメって何？

富良野のラベンダーと美瑛の丘。富良野エリアでお目当てにされるのはこのふたつだと思いますが、まず、町の名前と位置関係を押さえておきましょう。

旭川から南に向かうとまず美瑛町に入ります。続いて、北富良野町、中富良野町、富良野市、南富良野町そして最後に占冠村と続きます。ラベンダー畑で有名はファーム富田は中富良野町にあります。市町村区分はこのように細かく別れていますが、このコラムでは富良野とつく市町をまとめて富良野と呼ぶことにします。

さて、富良野のお土産といえばどんなものがあるのでしょう。ラベンダーの他にも魅力的なお土産が手に入る富良野。さっそくご紹介してまいりましょう。

ラベンダーやなだらかな丘で観光地として有名になった富良野ですが、富良野の基幹産業は農業です。稲作、麦などの畑作、玉ねぎ・人参・メロン等の野菜、牛・豚などの畜産と乳製品の酪農など、北海道で作っている農産品で、富良野でできないものはないといわれるほどなのだとか。

これらを原料として魅力あふれるお土産が生まれます。順に見ていきましょう。

農産物の代表としてメロンをあげましょう。北海道のメロンで有名なのは夕張メロンですが、北海道各地で生産地の名を冠したメロンが作られています。富良野メロンはその代表格です。

富良野から山部（やまべ）に向かう国道38号線沿いにメロン農家がたくさんあります。直売している農家も多いので、ドライブの途中に立ち寄って発送してもらいましょう。

次はワインです。かつて北海道のワインといえば十勝ワインが有名でしたが、今では北海道中央部各地にワイナリーができるほどになりました。

ぶどう栽培に適した盆地特有の気候を活かし、富良野では1972年からワインづくりが始まりました。寒い土地ならではの、自然凍結ぶどうによるアイスワインなど、独自の製品づくりにも力を入れています。

富良野市ぶどう果樹研究所
住所：富良野市清水山

富良野は酪農も盛んです。ということは乳製品。よく知られているのはチーズです。購入するだけでなく、製造工程や熟成庫を見学できるところもあるので、ぜひ行ってみましょう。

富良野チーズ工房
住所：富良野市中五区

富良野の代名詞でもあるラベンダーはもちろん富良野土産の定番です。香水、ラベンダーオイル、ソープ、ポプリ、サシェ（香り袋）、ドライフラワーなどなど、ラベンダーの香りと色を活かした品々がそろっています。

ファーム富田
住所：空知郡中富良野町基線北15号

ラベンダーソフトを始めとして数え切れないほどのスイーツがありますが、代表をふたつ。

ひとつ目は「ふらの牛乳プリン」。容器は小さな牛乳瓶。地元の牛乳を用い、独自の製法で作られた濃厚な味が人気です。

もうひとつは「ふらの雪どけチーズケーキ」。ふわふわの生クリーム、濃厚なクリームチーズ、ブルーベリーが入った特製山ぶどうジャム、さっくりとしたパートシュクレ（タルト生地）の4層が極上の味わいを醸し出します。

菓子工房フラノデリス（ふらの牛乳プリン）
住所：富良野市下御料2156-1

菓子司 新谷（ふらの雪どけチーズケーキ）
住所：富良野市朝日町4-7

富良野といえば、あの名ドラマ「北の国から」の舞台となった場所。脚本家の倉本聰が居を構える富良野は、他にも同氏脚本の「優しい時間」、「風のガーデン」などの舞台となりました。これらのドラマグッズもお土産の候補に入れたいものです。

富良野・ドラマ館
住所：富良野市中御料 新富良野プリンスホテル敷地内

なだらかな丘陵を彩るラベンダーや他の色とりどりの花畑、そして花の香りを思う存分楽しんだあとは、魅力的なお土産をあれこれ物色するお楽しみが待っています。「北の国から」のロケ地めぐりというお楽しみもお忘れなく。

（画像は写真ACより）