雪の祭典!「さっぽろ雪まつり」とは?
札幌を代表する冬の一大イベントがさっぽろ雪まつりです。戦後まもなくの1950(昭和25)年、暗い世相を勇気づけるように、中学・高校生が6つの雪像を大通に作ったことから始まったのだそうです。
1955年には自衛隊が参加し、大規模な雪像づくりが始まりました。テレビや新聞でも紹介されるようになり、雪まつりは全国区で知られる冬の風物詩になりました。
毎年開催時期になると、テレビの中継も盛んにされて全国的にも有名な「さっぽろ雪まつり」。メイン会場は、夏のビアガーデンや秋のオータムフェストなど、一年を通して札幌のイベント広場となっている大通公園です。ここには100基を超える雪像が制作されます。
そのほか「すすきの会場」では60基の氷像が立ち並ぶ氷の祭典を開催。「つどーむ会場」では雪のアトラクションが楽しめ、家族連れに人気となっています。
第68回(2017年)のさっぽろ雪まつりは、264万3千人(大通会場:192万人、つどーむ会場:72万3千人)もの人が来場したのだとか。年々工夫を凝らし、魅力を増すさっぽろ雪まつりの楽しみ方をご紹介します。
巨大雪像に圧倒される「大通会場」の楽しみ方
札幌の中心を東西約1.5kmに渡って横切る大通公園では、様々な雪像やイベントが繰り広げられます。
会場は1丁目から11丁目まで、それぞれのブロックごとにバラエティに富んだ雪像やイベントが盛りだくさんです。
特に陸上自衛隊が制作する巨大雪像の大きさは、圧倒的です。前に立つとまるでビルがそびえ立つかのよう!雪像は夜にはプロジェクションマッピングが上映されて、昼間とは違った様々な表情を楽しめます。
他にも札幌の市民や企業が制作した雪像や、世界各地の国・地域・都市によるチームが参加して雪像制作を競いあう、国際雪像コンクールの展示もありますよ!
異色の会場が3丁目の「白い恋人 PARK AIR ジャンプ台」!高さ24m、全長60m、最大斜度39°の巨大ジャンプ台が、街のど真ん中に突然現れます。ここでは日本トップレベルのスノーボード、フリースタイルスキーの華麗な演技が繰り広げられます。
見上げるような高さからの急斜面をボーダーやスキーヤーが滑降してくる様を至近距離でみられるのは、ここでしか体験出来ない楽しみではないでしょうか?!
昼と夜とではまた違った雰囲気が楽しめる大通会場。時間を変えて足を運んでみてくださいね!
思いっきり雪とたわむれるなら「つどーむ会場」へ
第2会場となっているのが「つどーむ会場」です。ここでは巨大すべり台やチューブスライダーなど、身体を思いっきり使って楽しめるアトラクションが一杯です!
人気のアトラクションは整理券を入手しないと体験できないことも。特に週末は早めに会場に行って並んだ方が良さそうです。
会場内には雪遊びが出来るコーナーもあり、子供から大人まで北海道の自然の中で、思う存分雪と触れ合うことができます。
屋内会場では、大規模な休憩スペースや飲食ブースが充実。お子さんが遊べるファミリー広場などで室内遊びも出来ますよ。
【つどーむ会場へのアクセス】
駐車場はないので、公共交通機関やシャトルバスで来場となります。最寄りは地下鉄豊富線「栄町」駅で、下車徒歩15分(雪まつり開催時は駅と会場間のシャトルバスの運行あり)。大通会場やJR札幌駅からのシャトルバスも運行。
雪まつりへは防寒対策をしっかりと
さっぽろ雪まつりが開かれるのは2月上旬。積雪も寒さもピークを迎える時期です。冷え込みも強いので、保温効果の高い服装で出かけましょう。また耳の隠れるニット帽や手袋も必須アイテムですよ。
急に吹雪いてくることもあるので、アウターのジャケットはフード付きが便利。被れば雪除けになります。お子さんならスキーウエアを着用するほうが安心です。
また、雪まつり会場を歩くときは足元にご注意を。雪道で所々凍っているので、滑り止めのついたブーツタイプの靴がおすすめです。
また、雪まつりを端から端までみるなら結構な時間を歩くことになり、足元からかなり冷えてきます。靴用のカイロを持参するなど、足元の防寒対策を万全に!
2018年の第69回さっぽろ雪まつりは、大通会場が2月6日~12日、つどーむ会場が2月1日~12日の開催予定です。
毎年開催時期が近づくと宿泊ホテルの予約が難しくなります。早めのプランを立ててお出かけくださいね!
(画像はPixabayより)