思いもよらぬところが話題になるものです。札幌市中心部とはいえ、繁華街からは少々遠いし、外観はお世辞にもオシャレとはいえない築30余年のマンション。
この古ぼけた(失礼!)マンションが、カフェ、スィーツ、雑貨、工房など個性派ショップ約20店が入る札幌の新名所になりました。知る人ぞ知る「space1-15」です。
(画像はイメージです)
「space1-15」のはじまり
space1-15があるマンションの名は「シャトー・ル・レェーヴ」。空き部屋に悩むオーナーの相談を受けた商業空間デザイナーが、店舗の入居を提案したのはじまりでした。
住んでいる人もいらっしゃるので、エントランスでお目当てのお店のチャイムを鳴らしてオートロックを解除してもらわないと、入ることすらできません。この隠れ家的な面白さが人気のひとつというのですから、世の中わからないものです。
お店紹介
2階から5階が店舗階です。その上は住居階。営業が主に週末の午後からというのは、住居用のマンションに不特定多数の人が出入りすることに対する配慮なのだとか。
それでは、2階から順に見ていきましょう。なお、店舗情報は2017年5月時点の公式サイトによりました。
201 Anorakcity Störe英仏で買い付けたヴィンテージ家具や雑貨、ヨーロッパから仕入れたアクセサリーなどのお店。
202 mielお菓子と喫茶専門店。のんびり、ゆっくり、マイペース。
203 闇月創房真鍮や銅で作ったアクセサリー、オブジェ、看板・表札などのお店。製作過程も見学可。
205 マーノ陶芸家 杉田真紀さんの工房とギャラリー。手にしっくりなじむ器が魅力。
207 yurarika布雑貨とソーイング資材のお店。ソーイング教室も開講中。
301 Coin小さな洋服屋さん。主な取り扱いブランドは、R&D.M.Co-、aruse、ゴーシュ、エフスタイルなど。
302 整体かえる堂SPCE1-15公式サイトには情報なし。
303 書庫303本と雑貨と珈琲のお店。壁一面の本棚から選ぶ好みの本と珈琲と共に過ごす一時。
305 losikaお花屋さん。明る過ぎない照明が作り出す光と影で引き立つ花と緑。
306 点と線模様製作所オリジナル生地と布小物、型紙などのお店。目指すのは、暮らしに溶け込み、風景の一部になるような生地。
307 307-rent space-1週間から借りられるレンタルスペース。個展や展示会などのイベントや、ワークショップで利用可。
401 KITCHEN TOROIKA愛嬌ある料理と飲み物、お菓子が待っている、こぢんまりとした飲食店。
402 Snow blossomsジュエリー作家 むろけいこさんのアトリエ兼ギャラリー。一点物の他に、普段使い用の作品も。アトリエで豊富な素材ストックを見学可。
403 和菓子工房 松風ニセコの和菓子工房「松風」の新たな拠点。和菓子教室がメインでときどき和菓子屋さん。
405 BROTHER SUN,SISTER MOONゆったりと時間が流れる店内には、作りが丁寧な玩具と絵本。
406 F1/6 エフロクブンノイチ天然素材を用いた服や靴下など丁寧な作品が並ぶ。オリジナル商品「冷えとり靴下」が人気。
407 Litartスクラップブックや雑貨、革表紙の重厚なノートなどを製作販売するお店。
501 タケチャス・レコーズレコードの音の魅力に加えて、センスの良いジャケットデザインを楽しめるお店。店内でのイベントも好評開催中。
502 アドナイチーズオホーツク海に面した町、興部(おこっぺ)町にあるチーズ工房アドナイのアンテナショップ。
503 CAPSULE MONSTER素材の味をお菓子で表現。焼き菓子が中心。基本に忠実なお菓子だけでなく意外性のあるお菓子も。
506 “allô?”写真、カメラが好きな女性のための写真教室。レッスンは予約制。
805 アトリエ Proviジュエリーのお店。作る、学ぶ、身に着ける、全てがそろう。
まとめ
気になるお店はありましたか?地下鉄「大通公園」から二駅ですが、歩いても20分ほど。札幌を訪れる機会があったら是非覗いてみたいスポットです。
space1-15 基本情報住所:北海道札幌市中央区南1条西15丁目
アクセス:地下鉄東西線「西18丁目」から徒歩約5分。
公式サイト:http://www.space1-15.com/
(画像はPixabayより)