アイヌの伝統行事「アシㇼパノミ」
札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピㇼカコタン)で、毎年恒例のアイヌの伝統行事「アシㇼパノミ」が、2017年1月9日(月)に行われる。サッポロピㇼカコタンは通常、月曜日が休館日だが、新年の行事のため臨時開館する。
「アシㇼパノミ」とは、アイヌの伝統行事で新年を迎える重要な儀式だ。
「アシㇼパノミ」とは?
「アシㇼパノミ」は、アイヌ民族の新年を迎える儀式で、昨年の感謝と、新しい1年を無事に過ごせるよう祈って神に奉納する。毎年道内各地でそれぞれの地域のアイヌ協会が中心となって執り行う。
囲炉裏に昆布や鮭などの食べ物をくべて「火の神」に奉納するので、チセ(家)の中には煙が充満する。そのため、ホームページの注意事項にもあるように、煙がついても構わない服装で行くのが望ましい。
時間は12:00~13:30の1時間半ほどで、普段とは違った厳かなアイヌの儀式を見ることができる。参加無料で、展示室観覧料のみ有料となっている。展示室観覧料金は、一般200円、高校生100円、中学生以下無料となっている。
サッポロピㇼカコタン
札幌市アイヌ文化交流センター(サッポロピㇼカコタン)は、アイヌ語で「札幌の美しい村」を意味する。
アイヌ民族の伝統や歴史、芸術を楽しみながら体験・学習できる交流センターだ。展示室には伝統衣服や民具など約300点が展示されており、実際に手にとって見ることもできるほか、様々なアイヌ文化体験講座も開催している。
伝統文化に触れる冬も魅力的だ。
(画像は「札幌市」ホームページより)

札幌市ホームページ
https://www.city.sapporo.jp/