「生息環境展示」の円山動物園
札幌駅から車で15分の場所に、位置する円山動物園は、1950年に開園した、日本国内で10番目の動物園だ。
近年では、野生の動物の生息地と、出来るだけ同じような自然環境を再現し、動物が本来持っている行動を引き出す「生息環境展示」をコンセプトに、観客も、自然や動物と一体となれるような、動物園を目指している。
動物園の東側には、国の天然記念物である、円山原始林があり、動物園との境界部には、約2ヘクタールの動物園の森がある。自然と身近に関わることができる、日本では数少ない動物園の一つだ。
特に、円山動物園で人気なのは、ホッキョクグマだ。動物園の飼育下での、繁殖が困難とされる、ホッキョクグマの繁殖に、円山動物園は成功している。
開園時間は、午前9時半から午後4時まで。休館日は、毎月 第2、第4水曜日と、12月29日~31日だ。料金は、高校生以上の大人600円、中学生以下の子供と65歳以上は無料となるが、生徒手帳など年齢が証明できる物の提示が必要となる。
12月の楽しいイベント!
12月1日から来年の1月31日までは、来年の干支である「酉」の写真やパネルを、動物園センター情報ホールで展示する。この機会に、様々な鳥の情報を集めよう。
12月23日の午後1時半と2時半からは、素敵な音楽が生演奏される中で、絵本の読み聞かせが行われる。各回定員は80名で、場所は、動物園センター情報ホールだ。
12月24日と25日の午前10時から午後3時までは、デザイナーのムッシュユキさんが書き下ろした絵を題材にして、水彩画のような優しく鮮やかな塗り絵を体験できる。参加費は、1名につき100円となる。会場は、動物センター情報ホールだ。
12月24日と来年1月8日の午後1時半から30分間、飼育員カフェと題して、円山動物園で働く飼育員から、動物の生態や、飼育員だからこそ知る、円山動物園の興味深い話が聞ける。普段質問したかったことなど、直接聞いてみてはどうだろう。
定員は30名で、会場は、12月24日は動物科学館ホール、1月8日は動物センター情報ホールとなる。当日は、温かい飲み物も用意される。

札幌市円山動物園
http://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html