雄大な大自然を存分に堪能できるリゾートスポット
海外から注目されている日本の観光地の一つに北海道のニセコがある。アイヌ語の「ニセイ・コ・アン・ペツ」(峡谷にある川)を由来とするニセコは北海道の後志(しりべし)管内にあるニセコ町、倶知安町、蘭越町をまたぐ地域のことを指し、「支笏洞爺国立公園」や「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」にも指定されている風光明媚な地域だ。
札幌から車で2時間の場所に位置し、アクセス方法としては、新千歳空港からバスで行くルートや札幌経由でJRを使用するルートなどがメインとなる。時間の遅れや混乱を避けるために、宿泊施設などが提供している貸し切り送迎サービスを予約しておく観光客も多い。
ニセコは登山・トレッキング・ゴルフ・乗馬を始めとするアウトドアスポーツから、スキー、スノーボードまで年間を通して様々なアクティビティが楽しめるリゾートスポットとしての人気が高く、ガラス・革細工やアイスクリーム作りなどのインドア体験も充実している。
夏は手軽に楽しめ、小学生から参加することができるサイクリングツアーの人気が高い。ジャガイモ畑などの広大な緑を横目にまっすぐな道を風を切りながら勢いよく駆け抜ける時の爽快感が魅力だ。地元スタッフによるガイドが付くので、ニセコの歴史や雄大な大自然を存分に満喫することができる。
「ツール・ド・北海道」や「ニセコ クラシック」などのロードレースも多数開催されており、平坦な道ばかりでなくアップダウンの多いオフロードなど様々な道があるので、初心者から上級者まで幅広く楽しむことが可能だ。
サイクリングと並んでカヌーやカヤックによる川下りもおすすめだ。ニセコはカヌーフィールドが多く、積丹ブルーともいわれる青く透明な海に漕ぎ出し、源義経の伝説が残る巨大洞窟を探検するツアーや、緩やかな清流を周りの景色を眺めながらゆったりと川下りするツアーなど、様々なプランがある。
こちらも子供から大人まで幅広い世代が楽しむことができ、家族で参加できるカナディアンカヌーのツアーなども人気だ。公認指導員が指導するスクールなどもある。
上質のパウダースノーと多彩なコースが魅力
冬のレジャーについては、ニセコは別名「東洋のサンモリッツ」と呼ばれるほど、古くからスキーが盛んな場所で、ウインタースポーツ愛好家の聖地となっている。
魅力は何といっても滑るのに最高の雪質と多彩なコースで、その上質なパウダースノーを求めて、国内外から毎年多くのスキーヤーが訪れる。
ニセコ全山では主に4つのスキー場があり、ファミリー向けで初心者も楽しめる「ニセコアンヌプリ国際スキー場」、急斜面のコースが多く、上級者向けの「ニセコビレッジスキーリゾート」、大規模でリフトやコースなどの数が最も多い「ニセコマウンテンリゾート グランヒラフ」、積雪量が最も多く、ジップラインやスノーチュービングなども楽しめる「ニセコHANAZONOリゾート」といったように、それぞれ特徴が異なる。
スキーやスノーボード以外にも、スノーモービル、スノーシューツアー、トナカイぞりなど様々なウィンターアクティビティが体験できるが、定員が少人数のツアーなどもあるため、確実に参加するためには、ホームページのお問い合わせ、ご予約ページなどで確認か事前予約しておくのがおすすめだ。
スキー場の麓には良質の温泉が多数あり、場所によって泉質が異なる。ホテルやペンションなどの宿泊施設も充実しており、その種類もヒルトンホテルなどのメジャーなリゾートホテルから、こぢんまりとした家庭的なペンションまでと幅広い。北海道グルメが堪能できる飲食店も充実しているので、アフタースキーも存分に楽しむことができる。
花火大会やゴルフコンペなど季節ごとに様々なイベントも実施されるので、余裕があればニセコリゾート観光協会などがホームページに掲載するお知らせなども確認しておきたいところだ。
この他にもニセコには様々な魅力や楽しみがあり、すべてを満喫しようと思ったら、時間がいくらあっても足りないが、最近は価格やジャンルごとに人気の遊びを提案してくれるレジャー情報検索サイトがあるうえに、大手旅行会社によるニセコ旅行の格安プランも多数用意されているので、これらを利用してみるのもおすすめだ。
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