平成28年3月、JR北海道としては初の新幹線となる北海道新幹線が新函館北斗駅まで開業しました。
東京から札幌までの移動は飛行機の利用が一般的ですが、北海道新幹線の開業によって、新幹線を利用して札幌へ行く方法も選択肢のひとつとなります。開業したばかりの北海道新幹線の旅を満喫しながら、札幌まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
北海道新幹線「はやぶさ」で北海道へGO!
東京駅から札幌駅まで、鉄道を利用して北海道へと向かう場合、北海道新幹線「はやぶさ」を利用します。東京駅から新函館北斗駅までは、最速4時間2分で結びます。
それでは、最速の新幹線に乗車して、東京駅から札幌駅に向かうプランを立ててみましょう。
平成28年時点の時刻では、東京駅を午前8時20分に発車する「はやぶさ5号」を利用します。新函館北斗駅には午後12時22分に到着し、新函館北斗駅からは、スーパー北斗11号に乗りかえて札幌へと向かいます。札幌駅の到着は午後4時04分です。
このプランの場合、東京駅から札幌駅までは7時間44分となります。
新函館北斗駅からは、スーパー北斗で札幌へ
北海道新幹線に乗って青函トンネルを走り抜けると、そこはもう北海道です。新函館北斗駅に下りると、北海道の澄み切った空気を存分に体感することができ、旅行気分も高まります。
新函館北斗駅からは、スーパー北斗に乗車して札幌駅へと向かいますが、スーパー北斗の車内では、北海道ならではの駅弁を楽しむことができます。
スーパー北斗の車内で食べることができる駅弁は、「かにめし」です。かにめしは、長万部駅での積み込みとなります。
ご飯の上には、たけのこをブレンドした「かに具」がちりばめられているほか、ご飯の真ん中あたりには、かにの身も乗っています。「かに具」は、かにの甘みと食感の良さを引き出すために、かにとたけのこと一緒に混ぜて炒ったもので、シャキッとした食感が楽しめます。
そのほか、こだわって作られた「味付しいたけ」や、オリジナルの佃煮も入っているので、食べごたえはバツグンです。
なお、かにめしは、列車によっては販売していない場合がありますので、以下のJR北海道のサイトを確認してください。
JR北海道 車内販売のご案内
http://www.jrhokkaido.co.jp/network/syahan/05.html 札幌駅では、駅周辺の観光地を探索しよう
スーパー北斗の車内で北海道ならではの味覚を堪能し、ひとやすみした頃には、札幌駅に到着することでしょう。
札幌駅についたら、駅周辺の観光地を探索してみましょう。札幌駅から最も近く、しかも観光を堪能したいなら、札幌駅に直結する「JRタワー」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
JRタワーは、地上38階に展望室があり、その高さは160mです。JRタワーの展望室からは、札幌の街並みを存分に堪能することができます。
南側には、大通りやすすきのなど、札幌の都心部が一望できるほか、西側を眺めてみると、札幌市街地の後ろには、円山や手稲山などの山並みが見えてきます。
北側には、市街地の先に石狩湾新港が位置していることもあり、開放的な眺めが楽しめます。さらに、東に眺めると、晴れた日には遠くに夕張岳や芦別岳を望むことができ、北海道ならではの雄大な風景を満喫できます。
そのほか、JRタワー内にはショッピングセンターも多数あるので、北海道ならではの商品を買ったり、お土産を買ったりするのも良いでしょう。
鉄道の旅なら、2泊3日以上がおすすめ
札幌への旅は空路が一般的ですが、北海道新幹線を利用すると、道中の旅を楽しみながら札幌への旅を楽しむことができます。
東京から札幌まで鉄道を利用すると、所要時間は約8時間です。そのため、1泊2日で行くよりもできれば2泊3日以上の予定を組むと、より札幌の旅を楽しむことができるでしょう。
鉄道の旅は、ツアー旅行にはない魅力がたくさんあります。時間に余裕があれば、函館に寄り道をした後に、札幌へと向かうのも楽しいかもしれません。