人気観光地札幌、実は夜景の名所
北海道庁、時計台、大通公園、北海道大学など見所たくさんの札幌。実は夜景の名所だということをご存知ですか?札幌市が宣伝のためにそう言っているのではなく、一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローが実施した投票によって2015年に選定された「日本新三大夜景」のひとつに選ばれたのです。
夜景観光コンベンション・ビューローというのは、夜景観光に関する情報収集及び普及、啓発活動などを行っている法人で、投票したのは、夜景観光コンベンション・ビューローが認定した全国約4,500人の夜景鑑賞士の方々とか。
さて、日本でトップスリーに選ばれた札幌の夜景、どこで見るのがおすすめか、人気のスポットを見てまいりましょう。
さっぽろテレビ塔
まずは手軽に札幌の夜景を眺められるところからいきましょう。札幌テレビ塔です。大通公園のランドマーク。
展望台の高さは地上90.38m。高さはそれほどではありませんが、眼下に一望できる大通公園、そして四方に広がる夜景の真ん中という位置が最大の魅力です。ホワイトイルミネーション、雪まつりの時期はまさに特等席です。
JRタワー展望室 T38
手軽に夜景を楽しめるスポットをもう一つ。札幌駅直結のJRタワーの展望室です。さっぽろテレビ塔よりも高く、160mの高さにあります。
新しいだけあって間接照明を上手に用いたおしゃれな雰囲気の中で夜景を楽しむことができます。カフェも併設されていて、人気のデートスポットのひとつです。入場料金は大人720円。
大倉山展望台(大倉山ジャンプ競技場)
市街地からちょっと離れてみましょう。スキージャンプ競技で有名な「大倉山ジャンプ競技場」。ここには、ジャンプ競技のスタート地点のさらに上に展望台があります。
展望台から見える札幌の市街はまさに絶景。ジャンプ競技の選手は、札幌の街中めがけて飛んでいく感覚を味わえるでしょう。昼間の景色が絶景なら夜景はご想像のとおり。難点は遅い時間まで営業していないこと(夏場は18時まで)。展望台まではリフトで登ります。料金は大人500円。
幌見峠展望駐車場
クルマがあるならぜひ行ってみたいのがここ。全国でもここだけといわれる夜景鑑賞専用の駐車場。夜景専用というだけあって、夜景を見るのにじゃまになる照明もありません。
800円の駐車料金を払えば、クルマから降りず、フロントガラス越しに広がる札幌の夜景を楽しむことができます。停車スペースは約20台分あります。
旭山記念公園
観光スポットというよりは札幌市民の憩いの場。標高137mにあるこの公園から札幌の街並みを一望することができます。人気は、ライトアップされた噴水の向こうに広がる札幌の夜景。札幌の夜景を眺める人気スポットには有料のところが多いのですが、旭山記念公園は無料、というのが魅力です。
藻岩山展望台
さて、トリを飾るのは、札幌の夜景を見るベストスポットならここ、といわれる藻岩山展望台です。藻岩山は札幌市街南西にある標高531mの山。札幌市民なら子供の頃から遠足などで親しまれている山です。
展望台は、東京スカイツリーの展望回廊450mより高いところにあり、そこからの夜景は圧巻の一語につきます。
藻岩山で札幌の夜景を楽しむならぜひ訪れたいのがレストラン「JEWELS」。窓際の席からの眺めは、お店の名のとおり宝石のよう。目の前に広がる札幌の夜景を楽しみながらディナーを味わうことができます。
まとめ
長い間、長崎、神戸そして函館が日本の三大夜景として知られてきました。新三大夜景では得票順に、長崎市、札幌市、神戸市となりました。
新たに夜景の名所に加わった札幌の夜景を存分に堪能したいなら、まだ明るいうちから待機して、夕焼けから日没、そして漆黒の闇に包まれるまでの空の色の変化が素晴らしいのです。ほんの短い時間ですが、マジックアワーとして知られるこの時間帯も楽しんでみましょう。
(画像は写真ACより)