札幌へ行った時の話の種(続き)
札幌へ行った時の話の種として、前回は北海道の日本一の中から自然や地理に関するものをピックアップしました。広さと寒さの項目だけになってしまったのは北海道ならではでした。
今回は、北海道が日本一である事柄の中から産業に関するものをあげていきます。予想通りというか、農林水産業が圧倒的に多いです。
農業
土地が広いだけあって農産物の収穫量は群を抜いています。調べた項目を、全国総生産量に占める割合の高い方から並べます。カッコ内の年は統計を取った年です。
小豆(2010年)北海道が4万8,700tで第1位。全国の89%を占めています。以下、兵庫県、岩手県となっています。
じゃがいも(2013年)ご推察の通り、北海道はじゃがいも生産量日本一で188万t。全国生産量の78%を占めています。以下、長崎県、鹿児島県と続きます。
麦(2013年)北海道は53万7,000tで全体の54%。以下、福岡県、佐賀県です。
たまねぎ(2013年)北海道は58万tで全生産量の54%を占めています。以下、佐賀県、兵庫県と続きます。
カボチャ(2013年)北海道は10万5,700tと、総生産量の50%を占めています。2位以下は鹿児島県、茨城県の順です。
スイートコーン(2013年)北海道は11万tで全国生産量の46%です。2位以下は千葉県、茨城県と続きます。
蕎麦(2015年)北海道は1万6,000tで46%を占めています。以下、長野、茨城の順。信州蕎麦よりも多いです。
その他大豆(2013年)は6万1,400tと全国生産量の30%、にんじん(2013年)は17.3万tで全体の約29%。共に第1位です。米の生産高は僅差で新潟県に首位を譲り、北海道は第2位です。
水産業
北海道の美味しいものを代表する海の幸。予想に違わず第1位がずらりと並びます。
ホタテ(天然もの)(2015年)北海道の水揚げ高は23万2,080tで全国の99%。養殖ものも北海道がトップですが、シェアは55%ほどに下がります。
昆布(2013年)北海道は7万8,722tで全体の85%。2位は岩手県で1万624t。上位2道県で日本の昆布のほとんどを採っています。
サケ(2013年)北海道は14万3,483tで全体の83%を占めています。以下、岩手県、宮城県と続きます。
タラ(2013年)北海道は23万6,333で全体の81%。以下、岩手県、宮城県です。
タコ(2013年)北海道は1万6,107tで全体の47.8%。明石タコで有名な兵庫県は2,792tで第2位です。
カニ(2015年)北海道は6,457tで全体の22.4%を占めています。以下、鳥取県、兵庫県です。北海道のシェアは意外と低かったです。
畜産業
乳用牛(2013年)全国の飼育頭数は142万頭。北海道は80万頭で全体の56%を占めています。以下、栃木県、岩手県です。
生乳(2008年)北海道の生産量は391万tで全体の49%を占めています。栃木県、千葉県が続きます。
競走馬(2014年)北海道の生産頭数は6,737頭で全国の98%を占めています。日本の競走馬はほとんどが北海道出身です。以下、青森県、鹿児島県が続きます。
林業(2007年)
北海道の森林面積は554万haで第1位。全国の22%を占めています。面積が広いので、当然といえば当然です。
鉱工業
石炭北海道はかつて九州と並んで全国有数の石炭の産地でした。いまはどうなのでしょう。
現在、日本で石炭を産出しているのは北海道だけでした。第1位というより、唯一です。釧路沖の海底で採炭されている他、かつての石狩炭田でも細々と採炭が続いています。
魅力度(2016年)
ブランド総合研究所が毎年発表している地域ブランド調査で、北海道は8年連続第1位になりました。以下、京都府、東京都、沖縄県と続きます。
まとめ
北海道の美味しいものから抱くイメージで、漠然とたくさん採れるのだろうな、と思っていましたが、数字をみるとあらためてその多さに驚きます。札幌へ行った折の話題にしていただけるとうれしいです。
(画像は写真ACより)