北の都の音楽祭いろいろ
札幌へ観光目的で行く場合、道庁赤れんが、大通り公園、すすきのといった名所や、札幌ラーメン、カニ、鮭、ウニ、メロンにスイーツなどの美味しいもの、そして雪まつりやホワイトイルミネーションなどのイベントに目が行きがちですね。
もうひとつ覚えておいてほしいのが芸術系の催しです。札幌でもいろいろな音楽祭、芸術祭が開催されているので、お好きな分野の催しがあれば、それに合わせて旅行の計画を立ててみてはいかがでしょう。
今回は、札幌で開かれる音楽祭をいくつかピックアップしてご紹介いたしましょう。
サッポロ・シティ・ジャズ
ジャズからいきます。「札幌がジャズの街になる」をキャッチコピーとして2007年から開催されているジャズフェスティバルです。開催時期は例年7月から8月の約2ヶ月間。
大通公園2丁目の2階建て特設テントや、札幌市郊外の札幌芸術の森野外ステージ等でライブ演奏が行われます。出演者はプロ・アマ合わせて400組以上、15万人を超える来場者を集める国内最大級のジャズイベントです。
公式サイト:
http://sapporocityjazz.jp/大通公園住所:札幌市中央区大通
アクセス:地下鉄南北線、東西線「大通」出てすぐ
札幌芸術の森住所:札幌市南区芸術の森2丁目75番地
アクセス:地下鉄南北線「真駒内」駅からバスで約15分
パシフィック・ミュージック・フェスティバル
ジャズの次はクラッシックです。ベルリンフィルのカラヤン、ウィーンフィルのベーム、シカゴ響のショルティらと共に20世紀後期の大指揮者であるニューヨーク・フィルのレナード・バーンスタイン。
彼が1990年に札幌で音楽家育成のために始めた音楽祭がパシフィック・ミュージック・フェスティバルです。世界中から選抜されたアカデミー生が約1ヶ月の間札幌に滞在して、世界最高レベルの指導者の下で音楽に励みます。
これまで指導に当たってきたのは、エッシェンバッハ、デュトワ、ゲルギエフ、ムーティなど世界最高レベルの音楽家たちで、四半世紀にわたって延べ3,300人以上の優秀な音楽家を輩出してきたそうです。
開催期間中は、リハーサル、野外コンサート、リサイタルなどからホールでの本格的なコンサートまでさまざまなイベントが開催されます。
オススメは、札幌芸術の森の野外ステージで開催される「ピクニックコンサート」です。広々とした芝生席で気軽に飲食しながら音楽を楽しむことができます。本格的なコンサートをご希望の方は、札幌コンサートホールKitaraに足を運びましょう。
公式サイト:
https://www.pmf.or.jp/札幌コンサートホールKitara住所:札幌市中央区中島公園1-15
アクセス:地下鉄南北線「中島公園」駅から徒歩約7分
「札幌芸術の森」の住所・アクセスは、サッポロ・シティ・ジャズの項をご参照ください。
さっぽろ旭山音楽祭
クラッシック系の音楽祭をもうひとつ。世界中からプロのオペラ歌手を迎え、市民合唱団や、コンクールで金賞を受賞するレベルの中高生も参加して毎年夏に旭山記念公園で開催される野外コンサートです。今年で第30回を数えます。
開催日は豊平川の花火大会と同じ日が選ばれているので、コンサート後半からは音楽・花火両方の饗宴となります。
旭山記念公園住所:札幌市中央区界川4丁目
アクセス:地下鉄東西線「円山公園」駅からバスで約15分
さっぽろ市民音楽祭
最後は、市民が中心となって夏に開催される音楽祭です。場所は大通りからすすきのにかけての「さっぽろホコテン」内特設ステージです。市民からの応募で、吹奏楽、バトントワリング、チアリーディングなどが披露されます。観覧は無料です。
主催者サイト:
http://sapporo-odori.jp/news/?p=1108開催場所:札幌市中央区 大通り・すすきの間
アクセス:地下鉄南北線「大通」からすぐ
まとめ
世界一流の音楽家がやってくるものから市民手作りのものまでさまざまな音楽祭が開催されます。ご紹介したのはどれも、北海道の爽やかな夏に開催されるので、夏の札幌旅行の日程には「音楽祭」を組み入れてみてはいかがでしょうか。
(画像は写真ACより)