冬本番前のお祭り騒ぎ
近年、クリスマス以上の盛り上がりを見せる勢いなのがハロウィン。某テーマパークの催しが引き金になったのか、日本人とは関係のないお祭りなのに、全国各地でさまざまなハロウィンイベントが開かれるようになりました。
ハロウィンの日は10月31日。札幌の芸術系イベントは10月始めに終了し、11月末のホワイトイルミネーション開始のちょうど真ん中あたりに札幌の街を盛り上げてくれるのがハロウィンです。
ハロウィンとはどんなお祭り?
そもそもハロウィンとはどんなお祭りなのか、ちょっとおさらいしてみましょう。
英語で書くと「Halloween」。辞書にはキリスト教の「万聖節」の前夜祭とあります。でも、もとは古代ケルト民族が秋の収穫を祝い、悪霊を祓うために行った儀式で、キリスト教とは無関係だそうです。
キリスト今日のお祭りの前夜祭になったのは、ケルト人がカトリックへ改宗する過程で、ケルトの収穫祭に合わせてキリスト教のお祭りが11月1日に設定されたのだとか。
宗教色が薄まってお祭りとして盛んになったのはアメリカです。顔を描いたカボチャをくり抜いて中にローソクをともすジャック・オー・ランタンを飾り、仮装して大騒ぎをします。子どもたちが「Trick or treat!(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」と言って家々を巡ることでも知られています。
札幌のハロウィン
話を札幌に戻しましょう。
札幌のあちこちでハロウィンのイベントが開催されます。いくつかご紹介しましょう。
さっぽろハロウィン2015年から開催されているイベントです。趣向を凝らした仮装が見られるハロウィンカーニバルが一番の見所です。場所は大通りです。参加は誰でも可能で、参加費は500円。他にも、商店街では、スタンプラリー、ご当地アイドルのステージなどさまざまなイベントが行われます。
残念ながら、まだイベントの詳細が明らかになっていません。「さっぽろハロウィン」でこまめにネット情報をチェックすることをオススメします。
ハッピーハロウィン in ハツキタハツキタ商店街主催のイベントです。ハツキタ商店街とは、「発寒北商店街振興組合」のこと。JR函館本線「発寒中央(はっさむちゅうおう)」駅の北側の通り(通称「ぎんなん通り」)にある商店街です。
決められたルートで商店街のイベント参加店に行って合い言葉を言うとお菓子がもらえます。参加資格は中学生以下で、仮装はしていなくてもOKです。
仮装で参加する方はフォトコンテストに参加してみましょう。当日渡されるスタンプカードのスタンプ全てを集めるとフォトコンテストに参加できます。参加費は無料で年齢制限はありません。投票で選ばれた上位3チームには、撮影した写真のオリジナルポスターと景品と贈られます。
会場:札幌市西区発寒10条4丁目(発寒小学校駐車場。受付・スタート・ゴール)
アクセス:JR函館本線「発寒中央」駅北側出口徒歩約3分
ハツキタ商店街公式サイト:
https://www.hatsukita.com/白い恋人パークのハロウィンイベント「白い恋人」でおなじみの石屋製菓が運営する「白い恋人パーク」ではさまざまなハロウィンイベントが開催されます。
仮装で来場した人は白い恋人工場見学が無料になる「白い恋人パーク 仮装コンテスト」、パーク内ハロウィンスポットに仮装して行き、トリック オア トリートと言うと何かいいことがある「TRICK or treat」、本物のカボチャを使うハロウィンらんたん作り体験など盛りだくさんです。
詳しくは白い恋人パークの公式サイトをチェックしましょう。
白い恋人パーク
住所:札幌市西区宮の沢2-2-11-36
アクセス:地下鉄東西線「宮の沢」駅から徒歩約7分
白い恋人パーク公式サイト
http://www.shiroikoibitopark.jp/halloween/まとめ
ハロウィンの時期の北海道は冬支度の真っ最中です。冬のイベントで混雑し始める前、札幌および近郊の紅葉見物を計画しているのなら、ハロウィンを組み込んでお祭り騒ぎを味わうのも楽しいと思います。
(画像は写真ACより)